それは、大満喫だったチェスキークルムロフから宿へ帰った時のこと。
チェコ滞在も終わりに近づいていたので、次の目的地だったミュンヘンの情報収集をしていました。
バスを予約して、後は宿です。しかし宿がない。
いや正確には僕たちの予算に合う宿が全くない。
今までは一泊3000円で泊まれていました。
しかし最低でも5000以上の宿しかでてきません。さぁどうする。。。
バックパッカーに必要なのは、情報収集能力と検索力!
まだ日本を出発してから1ヶ月ほどしか経っていませんでしたが、僕がとても節約(ケチ)していたこともあって常に最安を求めて様々な方法で検索していました(それに付き合わされたあゆみ、ごめんね)。
僕らが普段使っていたのは、通常のホテル予約サイト(Booking.com, AGODA, Hotel.com等)とAirbnbでした。
しかしホテル予約サイトでは、全然ダメでトリップアドバイザーやホテルのホームページに直接アクセスしても安いホテルは見つかりませんでした。
ちなみに日本人はあまり馴染みがありませんが、無料で家の空いているスペースに宿泊させてもらうカウチサーフィンも挑戦しましたが、いい返事はありませんでした。
バックパッカーには、、、と偉そうなことを書きましたが結局Airbnbで見つけた街のはずれにあるアパートの一室を予約しました。
トラブルそしてトラブル、最後までトラブルの連続!
まずプラハ出発のバスが遅れる、ミュンヘン到着が遅れる、しかも思ってた場所と到着場所が違う、宿の到着が遅れる。
予約した宿の住所まで到着してみても、そこにはたくさんのアパートのあり、どのアパートかわかりません。
しかも部屋番号もわからないので、アパートのベルを全て鳴らしてみるものの予約した宿のオーナーとは繋がりません。
僕たちはドイツで使える連絡手段がなかったので、公衆電話から電話することにしました。
しかしそれも留守番電話に繋がってしまいます。
路頭に迷いかけていた時、やっと電話が繋がります、そして現状を伝えました。
アパートの前で待っていると宿のオーナーの同居人の人が来てくれました。
どうやら僕らの到着予定時間からずいぶん待っても僕らがこないので、出掛けてしまったとのことでした。
相手もずっと電話をかけてくれていたようですが、Airbnb登録時にあゆみのお姉さんの電話番号を使っていたために深夜の日本に「Ayumi-?Ayumi-?」と何度も電話があったそうです、、、完全に僕たちのミスです。そして最後のトラブルはミュンヘン出発まで続きます、、、
やっと宿に入っても落ち着ける時間はやってこない、、、
宿のオーナーは、とても良い方で、自分がでかけている間に僕たちが困らないように周辺のレストランやスーパーの情報を書き置きしてくれていました。
こういう気遣いはAirbnbならではで、とても助かります。
早速その情報をもとに晩御飯を食べに出ました。
オススメの安くて美味しい店に到着!しかしここでも西欧の洗礼が、、、
「いやぁ色々大変やったけど、宿の人が親切で良かった」、「とりあえず美味しいものでも食べよう」と話していたのも束の間メニューをみて驚きます。
ほとんどのメニューが10ユーロ以上、つまり2人で3000円近くなります、今まで2人で1000円ぐらいだったので、一気に3倍です。
一瞬固まります(主に僕)、しかしこれでも安い店と紹介してもらってるので、ここはもう割り切っていくしかないと思いました(ケチは大袈裟)。
こんな時も、いやこんな時だからこそ飲みます!
ご飯はドイツ語表記しかなかったので、よくわかりませんでしたが、とにかく美味しかったです!
そして基本自炊のヨーロッパ旅がここから始まります(神様、仏様、あゆみ様、ありがとうございます)。
次の日には、スーパーへ行って宿のキッチンで食べるようになりました。
好きなものを好きなだけ食べられる自炊はやっぱり最高です!
最後の最後までトラブル、まじ死ぬかと思った
天候に恵まれなかったこともあって、ミュンヘンではほとんど観光もせずに出発することになりました。
出発日も朝からあいにくの雨。
移動日が雨なほどしんどいことはないです。
しかしながらそんなことは言ってられないので、アパートを出て、バスターミナルへ向かう地下鉄の駅に到着しました。そして気がついてしまいました。
アパートの部屋の引き出しにパスポートやクレジットカードが入った通称「大事なもの入れ」を忘れたと。
一瞬で血の気がひきました。そして荷物を持って今からアパートへ戻ってはもう間に合わない。
あゆみに荷物を託して全力で走り出しました。
雨は降っていましたが、完全に無視してアパートまで一直線。
ベルを鳴らしても住人は寝ているようでした。ピンポンラッシュしました。
急いで部屋に入れてもらい、「大事なもの入れ」を持って今きた道を全速力で戻ります。
実際には、そのまま走り続けて地下鉄のホームへ。
階段を降りていると電車がホームに来る音が聞こえました。
あゆみが見えた瞬間「のぉぉぉってぇー」と叫びました。
あゆみはもう無理だと思っていたようで荷物に座って携帯を見ていました。
しかし直ぐに状況を把握して、荷物を持って電車に飛び乗りました。
扉に挟まれる勢いでしたが、周りにいた人の手助けもあってギリッギリで乗れました。
なんとか予定通りバスターミナルに着きましたが、ここでもバスが遅れてやってきましたとさ。
「全然走らんでよかったやん!!!」
まとめ
途中からは、もはやミュンヘンも物価も関係ない話になってしまいましたが、意外となのか、楽しかった思い出よりも大変だったり、苦しかった思い出のようがより鮮明に記憶に残っています。
全てが終わった今だからこそ、笑い話にできますし、良い思い出だと言えます。
まだまだたくさんのトラブルに見舞われましたが、生きてさえいればいいの境地に辿り着くのはまだまだ先のことです。
tkc.anty
最新記事 by tkc.anty (全て見る)
- 歴史とモダンの調和したロンドンは、街の全てが観光スポット! - 2022年4月8日
- ワッフルとビールだけじゃない!ベルギーのブリュッセルは魅力盛り沢山! - 2022年4月6日
- ロッテルダムから行く、世界遺産の風車群キンデルダイク - 2022年4月4日